大学生活楽しんだら就活の面接無双した話

やってよかったこと

就活って、正直こわいですよね。
「自己分析?」「ガクチカ?」「面接官が怖そう…」
僕もそんな不安を抱えながらスタートを切りました。
でも、終わってみれば——就活面接5戦5勝。全勝。気づけば5社すべてから内定をもらっていました。

特別な就活塾に通ったわけでも、SPIを解きまくったわけでもありません。
秘訣はただ一つ。大学生活を、本気で楽しんだこと。
「楽しかった日々」が、就活の面接でもっとも強い武器になるなんて思いもしませんでした。

就活のフロー

● エントリーシート(ES)

まずは「自分ってどんな人間か」を文字にして企業に伝える作業。
とはいえ、これは言ってしまえば“通過儀礼”。よほど変なことを書かない限り、普通に書けば通ります。大切なのは、誠実に・簡潔に・自分らしくまとめること。誤字脱字はNG。ここで見られているのは「社会人としての最低限の丁寧さ」です。

● 面接(複数回)

就活最大の関門。個人面接、グループディスカッション、逆質問…。
聞かれることもバラバラで、「え、何が正解なの?」と混乱しがち。でも実は、面接官が見ているのはすごくシンプルなポイントです。

  • あなたと働きたいと思えるか
  • 話が噛み合うか
  • 自社で活躍できそうか

つまり、「会話の相性」が問われているんです。

● 内定

最終面接を終えると、電話が鳴ります。おめでとうございます、の瞬間。
ここからは、どの企業に進むかをじっくり考えるフェーズ。複数内定がある場合、焦って選ばず「自分のやりたいこと」と「その会社でできること」を照らし合わせましょう。

面接の本質➤「ただの会話」

就活がうまくいった最大の理由は、就活面接を「対話」だと捉えたことです。
形式ばったやり取りじゃなく、目の前の人と普通に話す。ただそれだけ。

● 台本? いりません。

ネットで見かける「完璧な志望動機例」や「逆質問テンプレート」に頼っても、それは所詮“他人の言葉”。それよりも、「自分の言葉」で話す方が100倍伝わります。面接は脚本じゃなく、ライブ。相手との呼吸を感じながら、臨機応変に言葉を紡ぐことが何より大事です。

● 面接対策=日常会話の質

「話すのが苦手です」と悩む人も多いですが、特別な訓練は必要ありません。
日々、誰かとちゃんと会話していれば自然と身につくスキルです。
サークル活動でのミーティング、バイト先の店長とのやりとり、友達とのくだらない雑談。
そういう積み重ねが、知らないうちに“面接力”になっているのです。

大学時代は旅行、遊びまくっていました。

行きたかった分野

僕が志望していたのは、挑戦を歓迎する風土があるメーカー。
デザインやプロダクト開発への興味があったのはもちろん、「自分の手で何かを生み出す」ことに魅力を感じていたからです。

将来的には社内副業や新規事業の立ち上げにも関わってみたい。そんな希望を持っていた僕が受けたのは以下の5社。

  • 大手文具・家具メーカー(ここに就職)
  • 大手トイレ・建材メーカー
  • “お値段以上”のホーム系メーカー
  • チャック業界No.1のAPメーカー
  • “make it possible”なグローバルメーカー

どれも一度は名前を聞いたことがある企業ばかり。
正直どこに進んでもワクワクする未来が描けそうでした。

面接無双できた3つのコツ

とはいえ、何も準備しなかったわけではありません。
就活面接直前にやってよかった「3つのこと」があります。

① 逆質問は“3つ”仕込んでおく

「質問ありますか?」の時間で、あなたの関心度が伝わります。
ポイントは、“その会社じゃないと聞けない内容”にすること。

  • 若手社員が新規事業に関われるチャンスはありますか?
  • 社員の方が一番感じている「この会社の好きなところ」は?
  • 最近で一番ワクワクしたプロジェクトはなんですか?

相手の表情が変わる瞬間が面白いです。

② 志望動機は“その会社である理由”まで

「ものづくりに興味があります」だけじゃ弱いです。
「なぜその会社なのか」「他と何が違うと思ったのか」を明確にすることで、説得力が段違いに上がります。

③ 入社後にやりたいことは“具体的すぎるくらい具体的に”

「新商品に関わりたいです」より、
「〇〇部門でZ世代向けにこういうプロダクトを立ち上げたい。ターゲットは20代前半の〜〜」まで言えたら面接官の目が変わります。
妄想でOK。むしろその妄想力が、企業にとっては未来を想像できる力になります。

就活面接で緊張しないコツとマインド

「面接=緊張するもの」と思い込んでいませんか?
かくいう僕も、就活が始まるまでは「絶対ガチガチになるタイプだ…」と思っていました。
でも、実際に始まってみると、不思議といつも自然体で話すことができて、気づけば“面接無敗”。

じゃあなんで緊張しなかったのか?
一番効果があったマインドは、面接官=親戚のおじさん、くらいの気持ちで

僕がいつも心の中でやっていたのは、**「親としゃべってるイメージでいく」**ということ。
「親とかおじいちゃんと話すとき、緊張しますか?」——しませんよね。
それと同じで、「相手はただの大人。別に怒らないし、怖くない」と思うだけで、肩の力が抜けました。

もちろん敬語や礼儀は必要ですが、構えすぎると逆に不自然になります。
むしろ相手も緊張をほぐしてあげたいと思ってるくらいのマインドがちょうどいいんです。

まとめ

最後に一つだけ、心から伝えたいことがあります。
就活は、人生の一部でしかない。
あなたのすべてじゃありません。

ESの1文字、面接の1問、内定の1件に一喜一憂する日々もきっとあると思います。
でも、その先にあるのは「働く」という長い道のり。

だからこそ、テクニックよりも大事なのは、自分の“根っこ”を育てること。
それは間違いなく、大学生活の中にあります。

誰かと本気でぶつかった日。
深夜まで語り合ったあの夜。
くだらない企画を全力でやったサークル。
朝から晩まで働いたバイト。

そのすべてが、「あなた」という人間を形づくる糧になって、
気づけばそれが、誰にも真似できない面接の“武器”になってくれます。

就活は怖がらなくて大丈夫。
今を楽しむ力こそ、未来を切り開くエンジンです。

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