【新卒社会人】月に60時間残業して気づいたことと次の行動

ライフハック

若い頃は「仕事一筋の生活が美しい」と思っていました。
でも、社会に出てみると、その理想がどれだけ甘かったかを痛感します。

今回は、月に60時間残業してようやく見えた、仕事との向き合い方やこれからの自分の動き方について、リアルに書いていきます。

会社の表の顔と裏の顔

僕が就職したのは、1部上場のオフィス家具メーカー。
学生時代、企業説明会に参加したときの印象はバツグンでした。

「社員の挑戦を全力で応援する会社です」
「本業以外にも、やりたいことがある人をサポートします」
「副業OK!趣味もOK!」

なんだこの理想郷。こんな会社あるんだ……って素直に感動して、内定をもらったときは本当にうれしかった。でも、入ってみて気づいた。

確かに「そういう雰囲気」もある。
ただ、部署によっては空気がまるで違う。

僕の配属先は、開発部門。
いわゆる「モノづくりの最前線」で、仲間たちの情熱はとにかく熱い。いや、熱すぎる。

先輩:「今日も遅いですかねぇ」
上司:「まあ、今が踏ん張り時だからな」

この会話、平然と飛び交います。

予定があっても、定時で帰るのが申し訳なくなる。
副業(アウフグース)なんて、口に出せる雰囲気じゃない。(まあ行かせてもらうが)

表の顔と裏の顔。
会社って、人みたいだな。そんなことを悟りました。

キラキラ社会人になれると思っていた

正直、入社前の僕は“理想の社会人像”で頭がいっぱいだった。

私服を着こなして颯爽と出社して、チームで力を合わせてプロジェクトを進めて、夜は同僚と飲みに行って「今日も仕事がんばったな〜」とか言いながら帰る――そんな日々が当たり前になるんだろうと思ってた。

実際、僕が入社した会社も、そういう“キラキラ感”を演出してた。
会社説明会では「新規事業にもどんどん挑戦できる環境」とか「若手が活躍してる現場」とか、ポジティブなワードがずらり。研修中にも「失敗を恐れず、チャレンジする人が成長する」と、まるでスタートアップのような風通しのよさを感じさせる雰囲気があった。

だからこそ、僕は「ここなら、いろんなことに挑戦しながら成長できる!」と本気で思っていた。

でも、現実は少し違った。

ふたを開けてみると、現場はガチガチの職人文化。
設計も開発も「上が言ったらやる」「先輩のやり方に従う」が基本ルールで、自由に挑戦するなんてムードはあまりなかった。仕事は効率より根性、成長は挑戦より我慢。そんな空気が蔓延していた。

2年目になり残業がいよいよ60h/月を超えた

1年目の頃は「まあ、こんなもんか」と思っていたんです。
でも、2年目に入り仕事量も増え、いつの間にか残業が月60時間を超えました。

それでも「残業が嫌だ!」ってわけじゃないんです。
むしろ、やることが多いと燃えるタイプ。

ただ、苦しいのは“雰囲気”。

「残業してる俺たち、カッコいい」
「納期のためなら休日出勤も当然」
「体調?そんなの気合で乗り切る」

そんな空気が重いんです。

僕も“ものづくり”が好きで大学も就職先も決めました。
でも、いざ現場に出てみると「これ、命かけてやるほど好きか……?」と、ふと我に返る瞬間が増えました。
もちろん楽しいこともある。
完成した製品を触った瞬間の感動とか、試作が上手くいったときの達成感とか。

でも、それが全てを上回るかと言われると……うーん、、、、。

次の行動:副業に力を入れる

「こんな現場、無理!」と叫んで即転職、なんてことはしません。
待遇がめちゃくちゃ悪いわけでもないし、人間関係も悪くない。
今の場所で学べることも多い。

だから、ひとまず3年は頑張ってみる。
その代わり、副業を本気でやってみようと決めました。

・ブログを書く
・YouTubeを始める
・サウナでアウフグース

時間がないのはわかってる。
だからこそ、出勤電車の中でもスマホでブログ書く。
帰宅してからも動画編集する。
休日の予定が空いている時は合宿。

眠くても、疲れてても、まずは継続してみる。
行動力はあるけど、継続力がない自分を変えるためにも。

目標は「3年後に、副業だけで最低限の生活ができるくらい」
本業を辞める予定はないけど、選択肢を広げておきたい。

残業60時間のえぐさ

「残業60時間」って数字だけ聞くとヤバそうだけど、慣れると意外と感覚がバグります。
でも、それでもキツい。

帰宅→風呂→飯→寝る
この繰り返し。何のために生きてるのか一瞬わからなくなる。

土曜の朝に目覚ましかけずに起きたとき、異常にテンションが上がる。

休日の楽しみがマジで異常。
金曜夜が一番テンション上がる。
それってどうなの?ってふと考えるようになった。

ちょうどいい残業時間

月20時間くらいが本当にちょうどいいと思う。
忙しすぎず、でも「働いてる感」もある。

それくらいの働き方なら、本業もサブワークも両立できる。
今の自分が目指すのは「ワーク・サブワークバランス」だ。

「若い頃は仕事に打ち込め」と言われるし、それも正論。僕もそれは大事にしたい。
でも、打ち込む対象は“会社の仕事だけ”じゃなくてもいい。

今の僕は、本業に全振りするよりも、「やってみたいこと全部やってみる」生き方を選びたい。

まとめ

月60時間の残業生活を送って、わかったことがあります。
それは、「本業一本で生きていく人生」は、自分には向いていないということ。

仕事は大切。
でも、自分の人生すべてを仕事に捧げるのはちょっと違う。
それより、好きなこと、やってみたいこと、気になることを全部試してみる方が、性に合っている。

今の時代、副業もキャリアの一部。
若いうちから複数の柱を持っておくのは、むしろ賢い選択ではないか。

僕の次のステップは、「副業を継続して、力をつけること」。
3年後、選択肢が広がっている自分でいるために、今できることをひとつずつやっていきます。

疲れてても、眠くても、ブログ書いて、動画編集して、明日も会社行ってきます。

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