「今日は雨か……サウナ行こうと思ってたのに……」
そう思ったあなた、甘い。
違います。雨だからこそ、サウナに行くんです。
もっと言えば、雪でも行くんです。
サウナに“悪天候”なんて概念、存在しません。
むしろ、天候によって楽しみ方が変わるのがサウナの面白さ。
外気浴ひとつとっても、季節や空模様で全然違う体験になるんです。
というわけで今回は、天気別・季節別に「サウナに悪天候はない理由」を語っていきたいと思います。
サウナって、こんなに奥深いのか……って思ってもらえたら嬉しいです。
晴れ

晴れの日のサウナ。これはもう言うことなし。
何も考えずに「気持ちいい〜〜」って叫んでください。(心の中で)
外気浴スペースに出ると、青空がバーン!と広がっていて、木々のざわめきや鳥の声なんかも聞こえる。これだけでもう、ととのう準備ができちゃってます。
夜なら星空が広がっていたり、月がまんまるだったり。
静かな夜の風と一緒に深呼吸すると、心がスッ……と軽くなっていく。
まるで瞑想みたいな時間。
朝なら、朝日が差し込む光と共にリセット感がすごい。
昨日の疲れやモヤモヤが、太陽と一緒に昇華されていく感じ。
やっぱり晴れの日のサウナは、心も身体も「晴れ」にしてくれる最高のコンディション。
雨

「雨の日にサウナ……濡れるしイヤじゃない?」
と思った人、ちょっと待った。
雨の日の外気浴、これがめちゃくちゃ貴重でエモい。
そもそも、年に何回この体験できるんですかって話なんですよ。
ぽつぽつと屋根を叩く雨音。身体に落ちてくる雨音。
これがね、不思議と自分の鼓動と重なってくる瞬間があるんです。
トトトト……って音に合わせて、自分の体がスーッと沈んでいくような。
予定が流れてしまった雨の日。
なんかモヤモヤするし、ちょっと落ち込む。
そんなときこそ、サウナに行ってみてください。
雨音に包まれて、ぬるめの風に吹かれながら外気浴。
ネガティブな気分も一緒に流れていってくれるような感覚。
雨の日の外気浴はご褒美
雪

雪の日のサウナ。これはもう、レア体験枠。
しんしんと雪が降る中で、タオル一枚で外に出る。
「つめてぇぇぇ!!!」って叫びながら、雪景色の中でととのう外気浴。
この非日常感、クセになります。
で、雪サウナの究極が「雪ダイブ」。
水風呂に入る代わりに、雪の上にそのままバフンッと倒れ込むんです。
雪に体を預ける瞬間、全身の感覚が一気に変わります。
冷たいを超えて、「痛い!」の一歩手前。
でも、それが気持ちいい。まさに中毒性あり。
おすすめの雪ダイブができる施設
- The SAUNA(長野)
日本から一番近いフィンランドとも呼ばれる名所。
雪ダイブの聖地であり、人気すぎて予約困難。

- 白銀荘(北海道)
北の大地のサウナ天国。
露天風呂と雪景色のコラボが神レベル。水質も柔らかくて最高。

- 南光自然観察村(兵庫)
実は関西でも雪ダイブできるんです。
キャンプ場内のテントサウナで、雪ロウリュ(スノーリュ)まで楽しめる変態体験が可能。
※注意点として、露天の地面が凍ってることもあるので、転ばないようにゆっくり歩いてくださいね!
雷

雷の時だけはサウナを控えましょう(笑)
外気浴がそもそも中止になる場合も多いし、落雷の危険もあるので、これはマジでやめましょう。
命より大事なサウナはありません。
夏

夏のサウナって、もう外に出た時点で汗だくじゃないですか。
なので、着いたらまず水風呂に飛び込んでください。
実質それで“1セット”完了してるまである。
あとは通常のサウナ→水風呂→外気浴で。
ちなみに夏だけの裏ワザ、「外気浴前に体を拭かない」という方法があります。
え、いいの?って思うかもしれないけど、そもそも外が暑いからすぐ乾くし、むしろそのまま外の風に当たった方が気持ちよかったりする。
最後に水風呂でしっかりクールダウンしてから上がれば、汗も引きやすくて帰りも快適です。
まるで「かつおのたたき」みたいに仕上がります。
冬

冬のサウナは、外気浴が本当に最高。
空気が澄んでいて、ピンと張り詰めた冷たさの中で風を感じる瞬間、
「あ〜〜今、生きてるな……」ってなる。
ただし、寒すぎるので外に長くいすぎると風邪ひきます。
水風呂に入った後は、タオルでサッと拭いてから外に出る。これが鉄則です。
ちなみに冬だけの裏ワザ、それが「水風呂カット」。
あえてサウナから出て、そのまま外気浴へ。
これでも十分“ととのう”し、むしろ寒さが心地よく感じられたりする。
水風呂が苦手な人にもおすすめの方法です。
水風呂をカットする勇気
春/秋

春と秋は、サウナにとって「ちょうどいい」の極み。
暑すぎず寒すぎず、風も心地よく、花や紅葉に囲まれて外気浴ができる。
もうこれだけで幸せです。
以前、中秋の名月の下で外気浴したときは本当に感動しました。
「月ってこんなに明るいんだ……」って驚いたし、その瞬間をサウナで迎えられたことにちょっと感動してしまった。
派手さはないけど、じんわり効いてくるのが春秋のサウナの魅力。
しみじみ系の“ととのい”が味わえます。
まとめ
ここまでいろいろな天候・季節ごとのサウナの魅力を語ってきましたが、
結論として伝えたいのはひとつ。
サウナに悪天候なんてない。
むしろ、どんな天気だろうとサウナはそれに寄り添ってくれるし、
毎回違う顔を見せてくれるんです。
晴れの日は、自然と一体化するような喜び。
雨の日は、心をリセットしてくれる癒やしの時間。
雪の日は、人生のハイライト級の非日常体験。
夏はサウナと一体になれるし、冬は外気浴が本領を発揮する。
春と秋は「ちょうどいい」が、いちばん気持ちいい。
天気が理由でサウナを諦めるのは、もったいなさすぎる。
むしろ「この天気だからこそ、行こう」と思えるようになったら、
あなたも立派なサウナーだと思います。
さあ、今日はどんな空模様ですか?
それを理由に、サウナに行ってみてください。

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