Snow Peak 雪峰祭。
この名を聞いて、心拍数が上がる人は立派なスノーピーカーだろう。
年に二度、春と秋に行われるSnow Peakの感謝祭。
それが「雪峰祭」だ。
僕は25歳、スノーピーク歴はまだ浅いが、そんな僕ですら雪峰祭を前にすると、自然と財布の紐が緩む。いや、もはや財布のファスナーは外れ、口がパカリと開きっぱなしだ。
なぜなら、普段はなかなか手が出ない高級ギアたちが、このときばかりはありえない値引き率で並ぶのだ。さらに限定アイテム、イベント、スタッフとの交流…。スノーピークを愛する者にとっては、まさにお祭り。
周囲からは「ほぼ宗教」と揶揄されるが、いいじゃないか。
宗教上等である。Snow Peak 雪峰祭には、それだけの魔力があるのだから。
購入品
シェルフコンテナ25×2

Snow Peakの名作中の名作。
角ばったフォルム、無骨なシルエット、そのすべてがかっこいい。
もはや「収納」以上の存在だ。
僕はこのシェルフコンテナを、自宅のインテリア収納として使用している。
中に入れているのは、文庫本やPC周辺機器、もちろんかっこいい。
myテーブル竹
とにかく、かわいい。
天板の竹の美しさは、まるで工芸品のようで、眺めているだけで酒が飲めそうだ。

キャンプだけでなく、自宅のソファ前に置いてコーヒーテーブル代わりにするのもおすすめ。
軽くて持ち運びもしやすい。Snow Peak 雪峰祭で買うべき逸品のひとつだ。
オゼンライト

ソロやデュオのピクニック、トヤ2でのランチタイムに使おうと購入。
軽量で折りたたみも簡単。地味に「買ってよかったランキング」上位。
トヤ2
今回の大物。
なんと70%オフで投げ売りされていた。

スノーピークの幕は定価ではなかなか手が出ないが、こうして破格で出会えるのがSnow Peak 雪峰祭の醍醐味。
友達の誕生日プレゼント
・トバチ
・ユニットギアバック220
・和武器

雪峰祭はギアを自分用に買うだけでなく、プレゼント調達の絶好の機会でもある。
友達に「スノピの和武器」を贈れば、それだけで信者仲間が一人増えるというものだ。
先輩の結婚祝い品
・雪峰 日本酒
・チタンマグカップM
スノーピークファンでなくても喜ぶ贈り物。Snow Peak 雪峰祭はお祝い品の宝庫でもある。
テントが投げ売られている
今回、Snow Peak 雪峰祭で特に衝撃的だったのは、テントの値下げっぷりだ。

テントが安すぎる。もはや投げ売り。
50%オフは当たり前、中には70%オフのものまで……。
普段23万円ほどするランドロックが11万円。
一瞬、本当に迷いました。
頭の中で「買え」という悪魔と「いや、もう置き場所がない」という天使が死闘を繰り広げた。結果、今回は泣く泣く見送り。だが、あの価格で出会うチャンスは二度とないかもしれない。

スノーピークは在庫が多いのか、それとも販売戦略なのか──
真相は不明だが、いずれにせよ、Snow Peak 雪峰祭はギア好きにとって悪魔的イベントであることは間違いない。
雪峰祭名物「お店ラウンド」|なぜスノーピーカーは店を巡るのか
僕は今回、友人3人と計4人でSnow Peak 雪峰祭を回った。
- りんくう
- ルクア1100
- ヨドバシ梅田

なぜ、スノーピーカーは複数の店を巡るのか?
理由は、各店舗で並ぶアウトレット品や限定品が異なるからだ。
正直、普通の人から見たら意味不明だろう。
だがスノーピーカーにとっては当然の行動なのだ。
店を巡ると、スタッフさんとも親しく話せるのが楽しい。
もちろん話しているうちに、気がつけばまた財布を開かされるのだが…。

「今日は見るだけ」と誓って出かけても、帰りには大きな紙袋を抱えている。
それがSnow Peak 雪峰祭の恐ろしさであり、楽しさでもある。
イタイスノーピーカーもいます
雪峰祭は、愛と狂熱が渦巻く場だ。
だからこそ、時折“やばいスノーピーカー”も現れる。

- スタッフ拘束ピーカー
話し込むだけ話し込んで、結局何も買わずに店を出る。スタッフさんの目が若干死んでいる。 - スタッフと顔見知りオーラ全開ピーカー
「俺は常連だぞ」という謎のマウント。知らんがな。 - 山井社長タグ付けピーカー
Instagramで毎回、山井社長をタグ付けし引用狙い。社長はとても良い人だが、毎度引用されている姿を見ると、少し複雑な気持ちになる。
でも、そんな彼らもまたSnow Peak 雪峰祭の一部。
狂気も含めて愛すべき文化なのだ。
それでもスノーピークが好き
いろいろ言ってきたが、結局こう言わざるを得ない。

Snow Peakのギアは、かっこいいのだ。
所有欲を満たすデザイン。
手に取るたびに惚れ惚れする精巧さ。
機能性は言わずもがな。
そして、ユーザーとスタッフの距離が近いのが、スノーピークの最大の魅力だと思う。
Snow Peak 雪峰祭に行けば、同じ熱量を持つ仲間がいて、スタッフさんがいて、語り合える。

「いいギア買いましたね!」
「それ、どこで使うんですか?」
そんな何気ない会話から、人の縁が広がっていく。
Snow Peakがあったからこそ出会えた仲間が、僕にはたくさんいる。
だからこれからも、僕はSnow Peak を推し続けるだろう。
感謝と散財を胸に。
まとめ

結局、Snow Peak 雪峰祭はほぼ宗教だ。
だが、その宗教にどっぷりハマってしまうのも無理はない。
会場に一歩足を踏み入れた瞬間から、高鳴る鼓動、視界に入る輝くギアたち、熱いスタッフの接客、同じ熱を帯びたスノーピーカーたちの笑顔。
そこには、ただの買い物を超えた“体験”がある。
Snow Peakのギアを手に入れる喜び以上に、その空間で過ごす時間こそが、僕にとっての宝物だ。
財布の紐は、相変わらず緩みきりっぱなし。
でも、それでいい。僕にとってSnow Peak 雪峰祭は、日常を豊かにしてくれる“お祭り”なのだから。
まだ行ったことがない人も、ぜひ一度参加してほしい。
きっとあなたも、Snow Peak 雪峰祭の虜になるはずだ。
そして次の雪峰祭で、会場のどこかで紙袋を抱えた僕を見かけたら、ぜひ声をかけてほしい。
そのときは、お互いの散財話に花を咲かせようではないか。
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