スノーピークのIGTが欲しい。そう思った瞬間、選択肢が4つに割れます。
IGTフレーム、セパレートIGT、エントリーIGT、そしてゼインアーツのトードテーブル。全部IGT規格で、全部同じ天板が乗る。なのに値段は17,600円から27,500円まで散らばっていて、機能や見た目も異なる。
キャンプ歴3年、スノーピーク沼の底から出した答えを先に置いておきます。

※画像は公式サイトより
結論、迷ったらトードテーブル。

※画像は公式サイトより
身も蓋もない話からいきます。デザインとコスパを両取りしたいなら、ゼインアーツのトードテーブル。天板も専用収納ケースも最初から付いて24,970円。この時点でほぼ勝負がついています。
それでも僕が実際に使っているのはスノーピークのセパレートIGT 2ユニットです。本家のシステムに乗りたかった。正直それだけの理由で2万円台後半を払っている。お金に余裕があって、この先IGTを増やす気があるなら迷わずこっち。
予算が届かないなら通常のノーマルIGT。とにかく安く済ませたいならエントリーIGT。この4択の理由を、値段と実物で潰していきます。

※画像は公式サイトより
「迷ってるならトードテーブル。悩めるならセパレートIGT。」
そもそもIGTとは
IGTはアイアングリルテーブルの略で、テーブルの名前というより規格の名前です。フレームの上に天板・バーナー・シンク・鉄板をユニット単位でハメ替えていく。1ユニットは幅25cmほどで、3ユニットなら846mm、4ユニットなら1,096mmになります。

脚は830mm・660mm・400mm・300mmの4種類。同じフレームのまま、ハイスタイルにもロースタイルにもお座敷にも化けます。脚を1セット足すだけでキャンプのスタイルごと変わる。
IGTを買うというのは、テーブルを買う行為じゃなくて規格に加入する行為です。最初の1台で「どこまで遊べる箱に入るか」が決まる。値段だけで選ぶと、翌年もう1台買うはめになります。
これがIGT沼と言われている正体です。
拡張性に興味がないなら、そもそもIGTじゃなくていいと思いませんか。

※画像は公式サイトより
ゼインアーツ トードテーブル
先に白状します。僕はトードテーブルを持っていません。持ってないのに勧めるのかと言われたら、そうです。自分はセパレートIGTに金を払ったうえで、値段と中身を並べたらトードテーブルが強すぎるという話をしています。

※画像は公式サイトより
ゼインアーツのトードテーブル。24,970円で、アルミ天板6枚と専用収納ケースまで全部入りです。スノーピークで同じ構成を組むとフレーム17,600円+脚5,280円〜+天板+ケースで、軽く3万円を超える。ここがゼインアーツのすごいところ。

※画像は公式サイトより
使用時864×442×395mm、重量5.4kg。畳むと厚さ26mmまで潰れます。ワイヤー状の細い脚がロック機構ごとフラットに沈む設計で、天板ごと1枚の板になる。26mmという数字、スペック表の時点でだいぶおかしい。

※画像は公式サイトより
名前の由来がいい。TOADは「十度」で、十度でも何度でも使いたくなるテーブルという意味だそうです。黒でマットに仕上げた天板と、細く伸びた脚のフォルム。名前負けしていない。
弱点は3ユニット相当で固定なこと。ユニット数を選べないので「うちは2人だから小さく」という調整が効きません。そこさえ飲めれば、デザインもコスパも欲しい人には全員これで正解。

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セパレートIGT
2024年のスノーピーク新製品として出てきたのがセパレートIGT。売りは一点だけで、フレームが工具なしで長辺と短辺にバラせる。従来のIGTフレームは一体のまま車に積むしかなく、これがずっと不満の種でした。

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2ユニット23,100円、3ユニット25,300円、4ユニット27,500円。2ユニットの収納サイズは514×86×106mm、重さ2.9kg。テント袋の隙間に刺さるレベルまで小さくなります。

※画像は公式サイトより
僕が使っているのはこの2ユニット。これが本当にいい。小さいし、何より組み立てで一切苦労しない。ジカロテーブルの真ん中にもスポッとはまるので、家でバーナーを出して飯を食うのにも使っています。デュオキャンプならこれで完結。
人数が増えた日はマルチファンクションテーブル、マイテーブル竹をつないで広げる。バーナーは2人のときは1個、大人数のときは2個。メインのフレームを1台買えば、あとは足していくだけでIGTライフが豊かになっていきます。ただし財布は痩せ細っていきます。
難点は価格と、収納ケースが別売り(2ユニットで4,950円)なこと。「結局バラすのが面倒」という声も普通にあります。そこは使い方次第。

IGTフレーム(通常)|今、買い目

お金がないという人は、セパレートじゃなく通常のIGTフレームでいい。3ユニットのCK-149が17,600円、4ユニットのフレームロングCK-150が19,250円。脚は400脚セットが5,280円、660脚セットが5,940円で別売りです。
ここが本題なんですが、Amazonや通販ショップで、この通常IGTが今まさに投げ売り状態になっています。理由なんて考えるまでもない。同じ棚に黒くてかっこよくてバラせるセパレートが並んでいたら、普通はそっちを買いますよね。
買い時としては間違いなくお得。ただ、お金に余裕がある人はセパレートを買ったほうが後悔しないというのが僕の判断です。差額は5,500円から1万円ほど。その差で車載のストレスが毎回消えると考えると、安い。
| 商品 | ユニット数 | 平均的なAmazon購入価格※ | 定価 | ノーマルとの差 |
|---|---|---|---|---|
| IGTフレーム | 3ユニット | 約15,000円 | 17,600円 | — |
| セパレートIGT | 2ユニット | 約20,000円 | 23,100円 | 約5,000円 |
| セパレートIGT | 3ユニット | 約24,000円 | 25,300円 | 約9,000円 |
| セパレートIGT | 4ユニット | 約26,000〜27,000円 | 27,500円 | 約10,000円 |
エントリーIGT
エントリーIGTは18,480円。フレームと脚が一体化していて、天板まで付いてくる。1ユニット天板2枚とハーフ天板2枚で、合計3ユニット分。コスパという一点で見ると、トードテーブルの一番の対抗馬がこいつです。収納袋は付属しないので、そこだけ買い足す必要があります。

※画像は公式サイトより
2024年にモデルチェンジも入りました。天板が竹集成材になって見た目が明るくなり、サイドフレームはスチールからアルミへ。極めつけが脚のねじ式アジャスターで、地面のデコボコに合わせて水平が出せます。エントリーを名乗る機能じゃない。
エントリーIGTを選ぶと、これ1台で完結できてしまうのがコスト面の強み。裏返すと、脚の高さが固定でスタイルを変えられないし、フレーム単体でシステムを組み替える遊びもできません。その先の拡張性まで取りにいくなら、セパレートIGTか通常のIGTを買ってください。

※画像は公式サイトより
タイプ別、あなたが買うべき1台
トードテーブルは、かっこよさとコストの両方を取りたい人。ユニット数を選べない一点さえ許せれば万人向けで、実質ここが最適解。黒くて細くて、単純に男が好きなやつです。
セパレートIGTは、すでにスノーピークの世代に乗っている人と、本家主義の人。僕はこれ。2ユニットの514mmという収納サイズは、一度味わうと戻れません。
通常のIGTフレームは、お金はないけどIGTの拡張性で遊びたい人。投げ売りの今なら一番おいしい。エントリーIGTは、とにかく初期費用を抑えたい人。18,480円で天板まで揃うのは事実として強い。
17,600円から27,500円まで散らばった4択で、決め手になるのは値段じゃなくて「箱を開けた瞬間に、そのまま使えるかどうか」だと思っています。天板と収納ケースが最初から入っているトードテーブルが強いのは、結局そこ。
それでも本家のレールに指を乗せたくなったら、セパレートIGTの2ユニットを見てみてください。あの利便性は買う理由になります。













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