スノーピークが、ミスを公表した。
「一部製品のメッシュパネル裏の耐水圧表記が、実際のスペックを下回っていました。」
Xで見かけた瞬間、2度読みした。3年間、エルフィールド・アメニティドームS・カヤードと3幕を使い倒してきた自分にとって、それなりに動揺する情報だった。正直に言う。一瞬、ガッカリした。
でも、対応内容を読んだ時——気持ちが逆転した。
実際、どんな不具合だったのか?

テントやシェルターに使われている「メッシュパネル裏の素材」が、耐水圧1800mm(ミニマム)を満たしていなかった。それが今回のスペック不備の中身。
耐水圧1800mmがどのくらいかと言えば、一般的な傘が500〜1000mm程度。日常的な雨なら余裕でしのげる数値だ。だから——体感レベルでの不具合はほぼゼロ。3年使ってきて、雨で困ったことなんて一度もなかった。
「気づく人いる?」という感覚は正直ある。使用感としては何も問題なかった。
それでもスノーピークは、隠さなかった。ニュースリリースを出し、対象品番リストを公開し、補修対応とお詫びの品を用意した。その対象品番の多さは「本気でやらかしてたレベル」で、SNSでもちょっとざわついたくらいだ。

スノーピーカーがスノーピーカーである理由、ここにある

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キャンプギアのブランドは無数にある。でも「スノーピーカー」という言葉が存在するブランドは、ほとんどない。
ユーザーが勝手に名乗るんじゃなく、ブランドの哲学がそうさせている。「自然と真摯に向き合う」という言葉を、製品だけじゃなくトラブル対応でも体現してみせた。それが今回の一件で、改めてわかった。
ミスを隠すより、公表する方がずっと難しい。このクラスのブランドなら、信頼失墜のリスクも桁違いだ。それでも逃げなかった。
対応の中身——補修とお詫びの品、両方ある

スノーピークが打ち出した対応は、大きく2つ。
① 補修対応
対象製品を持っている希望者に、耐水圧1800mm相当への補修を実施。
② お詫びの品プレゼント
所有品番数に応じて、選べるギフトが用意されている。
この「選べる」という仕掛けがくせ者で、SNSでは「お詫びの域を超えてる」「雪峰祭の野遊びセットより豪華では?」という声まで出た。正直、選ぶのに1時間かかった人は自分だけじゃないはずだ。

お詫びの品、実際に何が選べるのか?

所有品番数によってもらえるアイテムのグレードが変わる仕組み。品番が多いほど豪華になる。
1品番で選べるアイテムから、気になったもの
フラットバーナー専用 リッドトレーブラック 2枚セット
「これ公式で出してくれたの!?」という驚きが先に来るアイテム。IGTユーザーには刺さりまくる。デザインの無骨さと、IGTフレームへの親和性が高い。
真空セラミックコートマグ ブラック
ブラック×無骨。語彙力が失われる系のやつ。結局こういうシンプルで使い勝手のいいものが、長く手元に残る。
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ドライバッグ
濡れたテントをざっくり放り込む用途がメイン。サイズ感によっては普段使いにも見えてくる、実用枠。
2品番で選べるアイテムから、気になったもの
フラットバーナー ブラックモデル
黒い。美しい。それ以上の言葉が出てこない。男心をくすぐる系の筆頭。

エントリーIGT
テーブル界の「完成形」と言って差し支えない。親友が選んでいて、嫉妬した。本当に嫉妬した。

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焚き火台LLセット
「自分じゃ買わないけど、もらったら確実に嬉しい」枠の代表格。お詫びの品として出してくるセンスが好きだ。

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25品番所持者だけがもらえる頂点
ソル Pro. アイボリー
25品番を持っている猛者だけが手にできる最高峰。この世に何人いるのか、正直わからない。スノーピーカーの中でも伝説クラスの人間だけが到達できる境地。

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自分が選んだのは、これ
我が家の対象品番を晒す。

3幕持ちで、品番カウントは1品番扱い。惜しい気持ちはゼロではない。でも、1品番の選択肢の中に「推し」がいた。
選んだのは、フラットバーナー専用 リッドトレーブラック 2枚セット。
決め手は一行だった。

> 「IGTフレームのトレーとしても使用が可能です。」
それだけ。もうそれだけで即決だった。IGTユーザーにはわかる感覚だと思う。デザインの黒が既存ギアに「締め」を加えてくれる。テンションが上がるし、実用性もある。完璧だ。
願わくば、これが幻アイテム化してほしい。キャンプ場で「それどこで手に入れたんですか?」と聞かれたい——という、ちょっとずるい欲もある(笑)

トヤ2との組み合わせで気づいたこと
フォーカスキーワードにもなっている「トヤ2」。シェルターとしての存在感は群を抜いている。
今回の対象品番にトヤ2を持っているスノーピーカーは少なくない。メッシュパネルを多用している構造上、気になって品番を確認した人もいるはずだ。
実際、トヤ2のような大型シェルターを使っている人ほど「補修対応を受けるべきか?」という判断に迷う。天候に対する使い方の幅が広いからだ。
対象品番かどうかの確認は、スノーピーク公式サイトの品番リストから。手元の製品タグの型番と照合するのが確実だ。
この件で感じたこと、正直に言う
ガッカリした。それは最初に書いた通り。
でも——スノーピークへの信頼が、この件で揺らいだかと言えば、むしろ逆だ。
ミスは起きる。どのブランドでも、どの企業でも。問題はその後の動き方だ。隠すか、向き合うか。スノーピークは後者を選んだ。しかも、お詫びの品という「粋な心遣い」まで添えて。
不具合から見えるのは、製品の弱点じゃない。ブランドの強さだ。
3年使ってきた自分が言うから、少しは信用してほしい。これからもスノーピークを使い続けるし、むしろこの件があって、応援したい気持ちが強くなった。
ブランドの本質って、うまくいっている時じゃなく、こういう時に出る——そう思う。

※商品画像・対象品番リストはSnow Peak公式サイトよりご確認ください。
※お詫びの品の申請期間・選択肢は公式発表内容に準じます。最新情報は公式サイトをご確認ください。












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